こんにちは、仁(ジン)です。
前回に続いて今回もサスペンド(レビュー)にまつわる話を。
立て続けにサスペンドに見舞われたわけですが、今回のサスペンド内容は
【知的財産権侵害の疑い】
によるものでした。
目次
知的財産権侵害の疑いって?
【知的財産権侵害の疑い】は、2019年あたりに突如としてセラーセントラルに現れ、いきなりすごい数の疑いが表示されたことがありました。
136件なんて可愛いもので、聞くところによると当時4000件以上というツワモノがいたとか・・・^^;
この当時は該当ASINを削除することで、ほとんどの【知的財産権侵害の疑い】も消すことが出来たのです。
しかし最近はASINを削除しても消えないようになってきて、油断すると溜まる一方です。
しかも、一定期間に集中的に摘発される感じです。
恐らく2ヶ月に一度のペースでAIチェックを強化しているものと思われます。
侵害の疑いの数はどれくらい?
というわけで、今回サスペンドになった時の【知的財産権侵害の疑い】の数はこちら。
25件。
有在庫をやられている方は多いと思われるでしょうが、
『意外と少ない・・・』
と感じた無在庫セラーの方も結構多いのでは??
【知的財産権に関する苦情】は、20件を超えるとリーチという説があるそうですが、【知的財産権侵害の疑い】に関しても例外ではないですね。
まぁ、こればかりはあくまで目安なので、日頃からアカウントの健康状態を意識して【アカウント健全性ダッシュボード】は常にチェックするようにしましょう。
Amazonからのメールの具体的な内容は?
さて、今回このアカウントに関しては、サスペンドの一歩手前のレビューが入ったパターンで、
72 時間以内に改善計画と仕入れ先から発行された請求書または領収書の写しをご提出いただきますようお願いいたします。
という内容です。
『72時間以内に何かしらのアクションを起こさないと売上金を没収するよっ』てヤツです。
比較的軽い類のものではありますが、精神的なダメージはかなりのものです。
これまで十数回にわたり、サスペンドに関するメールを受け取っていますが、この免疫だけは一切つかないですね・・・
毎回嫌な汗かいてます・・
効果のある改善計画書のポイント
改善計画には、以下の内容を記載するようにかかれていました。
— 権利侵害を申し立てられている商品を販売していた理由、または権利侵害を申し立てられているコンテンツをアップロードした理由
— 現在は権利を侵害した商品を販売していないことを保証するために行った対応
— 権利を侵害した商品を今後販売しないようにするための計画
— 当該出品の真正性を示す証拠(請求書、注文番号、許可書、ライセンス契約、裁判所命令など)
— その他の関連情報
— 通知が誤って送られてきた、または通知は誤りであると思われる場合は、これに関する詳細な説明
上記を踏まえて改善案を作成するわけですが、冒頭の挨拶や謝罪文は省いて要点を中心に説明しますね。
ポイントは、
- Amazonから届いたメールに記載されている、改善計画書に必要な内容をしっかり理解する(何を求められているか?)
- Amazonから届いたメール内容をしっかり理解した上で、Amazonの規約を再度しっかり読み込む
- メール内容に関連する規約内容をしっかりと改善計画書に盛り込む
この3点をしっかり押さえて作成するとかなり有効な改善計画書が完成します。
改善計画書の書き方の基本として、上記の必要記載事項に回答する形で書き進めます。
例えば、
— 権利侵害を申し立てられている商品を販売していた理由、または権利侵害を申し立てられているコンテンツをアップロードした理由
今回、知的財産権の申し立てを受けた最大の原因は、販売責任者の知的財産権の知識が不足していたこと、その結果、仕入れから出品に至る一連の作業において、商品の知的財産権に該当する商品か否かの確認が出来ておりませんでした。
具体的には・・・
といった具合に、各項目に対し、回答・説明していく書き方にしましょう。
文章は長ければいいというものではない
Amazonが求めている情報は、必ずメール内に書かれています。
逆に言えば、メールに書かれている必要事項以外の内容は記載する必要はありません。
なかなか解除されないと悩んでいる人の改善案をチェックしてみると、やたら文章量が多い改善案をどこからか入手し、言い回しだけ書き換えたというパターン。
内容を確認すると、意匠権の侵害にもかかわらず、商標権についての改善案が書かれていたり、知財とは関係のない事が記載されている事が多々あります。
必要な内容だけを簡潔にしっかり盛り込む。
長い文章である必要はありません。
そして答えは全てAmazonの規約内に記載されているといっても過言ではありません。
熟読出来ていない人は、この機会にしっかり熟読しましょう。
なので、どこかで入手した改善案をベースにするとしても、メールの内容とAmazonの規約はしっかり読み込んだ上でリライトするようにしましょう。
改善案提出の回数が増えれば増えるほど、クリアするためのハードルは高くなります。
今回の件は、迅速に対応したこともあり、請求書または領収書の写しを提出することなく、無事一発クリアしました。
サスペンドの内容にもよりますが、改善案の内容がしっかりしていれば、請求書がなくともクリアできます。
最も大事なこと
最後に一つ。
絶対に諦めないこと。
内容によっては長引くこともあります。
10回以上提出してもクリアしないパターンもあります。
かと思えば、5年以上前にサスペンドされたアカウントが復活した事例もあります。
なかなかクリア出来なくても、セラーセントラルにログインさえ出来れば、可能性はあります。
(永久サスペンドになるとログインさえ出来なくなるということです)
あえて時間を開けてみたりするなど、とにかく諦めずにがんばりましょう!
改善案について成功事例もたくさんあるので、興味ある方はメッセージください。
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